Accessory−−−シルバーアクセサリー
私をキラキラさせてくれるモノ


アクセサリーは小さい頃から大好きだった。

10円のおこずかいを握りしめて、昭和の香り漂う
小さな木造の駄菓子屋さんに毎日通い詰めていた。
お目当ては三角形の糸つきアメやソースせんべいではなく、
キラキラ光るオモチャの指輪だった。
当時、いくらぐらいだったのだろうか。
ほとんどは食欲に負け、駄菓子を買っていたが本当は毎回指輪が欲しかった。

それは大人になり、当時より自由にお金が使えるようになった今でも
さほど変わりはない。
やっぱり、生きていくためには指輪よりまず食べ物を買ってしまうのだ。

悲しいけれど、それが「生きる」ということなのかもしれない。

でも、プラスチックのチープな箱に並んでいた
さまざまなカットや色を施されたオモチャの指輪を、
食い入るように見つめていた私の小さな瞳は、
きっと指輪に負けないくらいキラキラ輝いていたに違いない、と思うのだ。
「あ〜、この箱ごと買うことができたらどんなにか幸せだろう。」と
たくさんのオモチャ宝石に囲まれる私を想像しては、うっとりしていた。


数年前にアートクレイシルバー、という素材に出会い
何度か単発の講習会に出た後、キットを少しずつ揃えて自宅で作ってみた。
こんなアクセサリーが欲しかった!というようなものを自分のために
ちょこちょこ作っては身につけていた。純粋に私のために。

プロ級の腕前には程遠く、仕上がりだって芸術品とはかけ離れている
私のいびつな(よくいえば味のある)アクセサリーを、
「あら〜、ステキじゃないの!私にも作って〜!」と
個性的なグッズが大好きなマミフラワーの先生たちや友人たちが
こぞって注文を下さり、今もひっきりなしの状態が続いている。

不思議なことに、ほとんどの方がデザインはいっさい注文をつけない。
形の指定はあるものの、あとはお任せ。
時折、私のイメージで作って!という依頼があるのだが、
それですら出来上がってみてのお楽しみ。

きままに作るので気の遠くなる納期でも、なぜかクレームもない。
みなさまには感謝の言葉しかでてこないような、
わがまま、きままなアクサセリーたちを愛情込めて写真に収めてみた。

やわらかな光とともに私の心のキラキラも写すことができただろうか?

私の小さい頃からのアクサセリーに対するあこがれは
たぶん、枯れることがない。
年を重ねても、ずっとずっとキラキラは
変わらずに私を虜(とりこ)にしてしまうのだろう、という確信がある。


もしどなたかがそれを喜んでくれるなら、この上ない幸せが私を包んでくれる。


 


アクセサリには欠かせない道具たち
キサゲ(オレンジの柄・ミガキ用)、ヤスリ、ステンレスブラシ、ピンセット